カップ&ソーサー [年度別記事]
珈琲業者関連の季刊誌『四季の珈琲』No38が刊行された。 今回私が執筆したのは、Occupied Japan時代に日本から輸出されたC&S。 この時期のは戦前の品質が約束できないとしてノリタケ社などはローズチャイナという裏印で出しているのもあるが、 戦後間もなくアメリカ向けに輸出されたC&Sの意匠が嫌いではない。金彩もけっしてよいものではないけれど、 「つらい戦争を乗り越えたのだから、これからもがんばって作っていこう!」という当時のモノづくりの外向き、前向きのパワーを感じるのである。