輸出漆器 [年度別記事]
アムステルダム市内の、中央駅東側かつての造船所などが並ぶ運河沿いの一角に、オランダ東インド会社(正式には連合東インド会社)の本社の建物がある。 現在はアムステルダム大学のキャンパスの一部として使われているので、建物内には入れないが、運河沿いに建つ正面も、中庭も当時の栄光を伝える。 17世紀初頭、日本の磁器や漆器など輸出工芸が日本からバタヴィアを経てここに届き、ヨーロッパ中を熱狂させたかと思うと非常に感慨深いものがある。