アグンさんと吉野さんの縁ーAgung Rai Museum of Art, Bali

2015.04.17

今日は人の縁というか、奇跡を感じた日でした。

私とインドネシアの布の出会いは次女の同級生のご両親である吉野さんご夫妻から亡くなったお父様が残されたインドネシアの布をお預かりしたことに始まります。お父様は長い時間をかけてインドネシアの様々な島々を訪ねて200点以上の古い布を収集されました。

それらを私なりに整理、調査、研究していましたが、能力的にも知識の上でも限度があることから、アジアの布に関して長年の研究と収集から高い見識を持っておられる古賀るみ子氏のインドネシアの調査に同道させていただき、貴重なコレクションをお持ちで古賀氏の長年の友人でもあるバリの王族オカカルティニ家を訪ねました。その後この王族の後継者であるPutra baruna氏のご案内で、バリでも有数の美術館ARMA(Agung Rai Museum of Art)を訪問すると、館の前で王族であり、Putora baruna氏の伯父でもある館長のAgung Rai氏が待っていてくださいました。

設立の由来等を館長からお聞きしていると、設立に際しては日本人のYOSHINOさんの多大なる協力があり、この方は館長自身のgod fatherでもあるという話が出て、、この方こそ、布を収集された吉野義明氏でした。
息子さんご夫妻→私→古賀るみ子氏→Putora baruna氏→Agung Rai氏→吉野義明氏とつながったご縁、、 きっと吉野氏が引き合わせてくださったのでしょう。これからの研究に励みが出た本当にうれしい一日でした。