ヘットロー宮殿見学

2017.11.30

オランダ中部のアーペルドールンにあるヘットロー宮殿(Paleis Het Loo)を訪問。1685年オラニエ公ウィレム三世によって狩猟用の館として建造され、1975年までオランダ王室の夏の離宮として使われていたバロック様式の宮殿で、現在は博物館として公開されている。先々代のウィルヘルミナ女王までのおよそ300年にわたるオラニエ王家の生活を見ることができる宮殿内部は、ウィレム三世の寝室や、代々の王家の肖像画、華やかな調度品や家具、豪華なシャンデリアやなどその壮麗さにはため息が出た。
我々が日本の漆芸家や漆芸に携わるグループであるということで、特別に長崎螺鈿のテーブルや棚や日本から取り寄せた銀の壁紙などを説明もしていただき、日蘭交流の歴史も知ることができた。また、この博物館は来年1月から3-4年にわたる大規模な改装を予定しており、その前に訪問できたことはなによりの僥倖だった。