ベストなマグカップ

2012.12.01

コーヒー文化学会の総会の分科会(社会人文科学委員会)での今日のテーマは『ベストなマグカップを選ぶ』「ベストなカップを選ぶということだったので、どんなカップかと楽しみに来たのに、マグカップですか、、、」「そもそもコーヒーをマグカップで出すようなチェーン店には入りたくない」などというコーヒー愛好家の過激&正直な意見も出たが、12個のカップを前に白熱した議論が展開された。

そしてその結果選ばれたのが写真のカップ。

本来はこのカップはハーブティ用のためきゃしゃだが、軽くて、扱
いやすい、バランスがいい、ハンドルのところが持ちやすい、カッ
プの中はコーヒーの色がよく見えるように白でなくてはいけないな
どの意見が出て選ばれたのが写真のカップ。

ちなみに最悪のカップは下の写真のアメリカシカゴで買った重いカップ。

どうも重すぎるのは扱いにくいとの意見が多かった。

評価が分かれたのは、スターバックスの去年のクリスマスバージョンのカップとナルミの白のボーンチャイナ。

私としてはこのスターバックスのは割と軽くてその割に安定がよくて高い評価。カップの中はクリスマスをイメージしてか、赤く、これが論議の的。コーヒーの色を見るためには色がついているのは論外という意見と、一概にはそう言えない。あんがい赤はコーヒーがおいしく見えるという意見も出た。

ナルミのボーンチャイナは、焼成温度も高く、高い技術が駆使されて薄く縁のところも飲みやすいとおもわれて、私は一番高い評価を入れたが、従来のカップなら薄い方がいいがマグカップは保温性や堅牢性などを求められているはずであり薄いのはコンセプトしてはまちがっている等の厳しい意見も。

また従来のカップ&ソーサーより、マグカップの方を、一人でパソコンに向かったり仕事するときは使うことが多いと考えて今日はマグカップをテーマにしたのだが、若い世代や会社勤めの人は今やマグカップというより、使い捨てのカップに入れてもらってテイクアウトで持って職場に行くことの方が多くて、使い捨てのカップについても考えるべきかなどの意見も出た。

世の中はどんどん進んでいて、研究はあとから追いついていかねばならない。