ブランクーシ、ブランクーシ、ブランクーシ

2008.05.05

コンテンポラリーアートの中で誰が一番好きと問われたら、まちがいなくブランクーシ(Constantin Brancusi 1876-1957)です。ルーマニア生まれのこの彫刻家の極端にまでとぎすまされた感性が作り出す作品の数々。私が最初に見たのはたしか大阪南港で将来大阪近代美術館に展示されるであろう作品が展示されたのを見に行った10年ぐらいまえのことだったと思います。関西学院大学の加藤哲弘教授に教えられて見たブランクーシの魅力に私は瞬時にとりつかれ、パリでポンピドーセンターにあるブランクーシのアトリエでは何時間も過ごしました。

で、MoMAもブランクーシを楽しみにいってのですが、残念ながら、ブランクーシに関してはパリの鳥などの作品の方がよかった。でもそれ以外のすばらしい作品に魅せられて3日間の忙しいNY出張にもかかわらず、時間を作って2回もMoMAを訪れました