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オランダ東インド会社の足跡
2015.04.19
バリのPura Kahen(カハン寺)を訪問。ここの壁にはオランダのデルフト焼きや景徳鎮などの皿が貼り付けられている。
オランダ東インド会社の名を学問領域で聞いたのは、1998年に社会人で美術工芸史を学ぶために大学院に入ったとき。
それがここしばらく、アムステルダムの東インド会社本社、インドネシアの寺院や織物工場や農園、台南のゼーランディア城、そして日本からオランダに輸出された漆芸品や、オランダに影響を受けたインドネシアの染織品などに出会えるチャンスが種々あった。
アムステルダムの市内を走る細い運河、バリの山々の間からかいま見えるジャワ海の島々、ゼーランディア城の西に沈む夕日、波の静かな長崎湾、オランダ人はその時々にどんなことを考えていたのだろうかと考えながら作品の細部を再度見直すのは至福の時間である。
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