「毎日漆だよ、山崎覚太郎君!」
2015.07.04
ここ3ヶ月、家族のことや授業の準備を除くと、私の頭の中では「漆」の論文がぶんぶんと飛び回っている。
①意匠学会総会での「18世紀に於けるコインブラ大学の旧図書館のジャパニング」
②秋のアジアデザイン史学会での「山崎覚太郎におけるデザイン性」
③来年の台湾の国際デザイン史学会での「オランダのジャパニング」
これらのabstractと原稿と発表の準備に追われ、毎日漆、漆、漆。
特に山崎覚太郎(写真は山崎の蒔絵屏風「猿」1939年)は初めて手がけたテーマなので文献を読むだけで相当の時間を取られた。
でも、自分が疲れたと思っても、周囲の漆芸を含む作家の先生たちは日展、伝統工芸展、個展と私以上に製作にお忙しくしておられ、それが自分の励みになっている。さあ、あともう少しがんばるぞ!