インドネシアの古い布

2015.02.07

アジアの古い布が大好き。一つは赤ずきんちゃんが描かれた、インドネシアのバティック・カンパニー。カンパニーとはオランダ東インド会社=V.O.C(Vereenigde Oostingdische Compagnie)の「カンパニー」のこと。近代化の風潮を描いたユニークなこれらの更紗は19世紀末から盛んに制作され、シンデレラや白雪姫などもある。
もうひとつはインドネシアの古い織りで、帽子をかぶったオランダ人の意匠。下にはチューリップもデザインされている。
ジャワに来たオランダ人たちは湿気や風土病などに悩まされながらも、貿易風にふと涼しさを感じて、母国を思い出したことだろう。インドネシアの人たちは、赤ずきんちゃんの意匠をオランダ人から示されてどう理解したのだろうか?こんなふうに考えていると楽しい時間が過ぎていく。
I love antique Asian textiles.The one is an Indonesian Batik with Company design. The “Company” comes from Dutch East India Company =V.O.C(Vereenigde Oostingdische Compagnie). The theme of this textile is “”Little Red Riding Hood” and has been produced since end of 19th Century.
The another is also Indonesian antique textile. The hatted dutch are woven with tulips. These are the combination of the East and West culture and technique. How unique and interesting textiles they are!