名古屋陶磁器会館で開催中の「技の創造塾」作品展〜凸盛り春盛り

2015.02.25

名古屋陶磁器会館で開催中の「技の創造塾」作品展〜凸盛り春盛り〜に行ってきました。
名古屋陶磁器会館は昭和7年に完成し、名古屋陶磁器貿易商工同業組合の事務所として使用されていたもので、
近年は「Always 三丁目の夕日」のロケでも使われるなど名古屋における昭和を代表する建物となっています。

極小のビーズを磁器に装飾するデコ盛りはかつてはコラレンとも呼ばれていてアメリカ向けに20世紀初頭にアメリカ向けにさかんに輸出されました。

現在は名古屋陶磁器会館を中心に、80代で現役で活躍しておられる高木はるゑ先生に指導を受けられた杉山さんと安藤さんが活躍しておられます。

おふたりが制作されたデコ盛りのかわいくてすてきな雛様を楽しんだあと、
名古屋絵付けのコーナーで、素晴らしい金腐らしの花瓶に見入っていると、なんとそれを描かれたご本人の矢島先生にお会いすることができました。

こういった昭和ー平成の素晴らしい技術を次世代に伝えていくことも私たちの仕事だなあと感じました。