小保方論文に対する報道について‐インピー先生のこと

2014.04.08

明日、小保方さんが不服申し立てをするとのこと。
この一連の報道を読むたび、私の恩師であった故オリバー・インピー博士の「fairであれ!」という言葉が思い出される。
fairとは正しい、公明正大、公正な、公平なという意味であろう。
博士論文を指導してもらっている間も
厳しくて、厳しくて、指導してもらっている最中に恐くて何度も涙が出た。
先生のおっしゃることにyesとうなずくと、
「簡単にyesというな!自分が調べたデータを元に私の意見に100%同意できるだけ、責任を持ってyesといえ」と叱られた。
また、「美術史は科学的に、そして科学は美しくあるべきだ」ともよくおっしゃっていた。
インピー先生の最初の博論はトカゲの顎に関する自然科学での論文だった。
美術史は主観的でなくデータを科学的に伝える努力をすること、
社会科学・自然科学はそのデータが真実なら見たものは誰もが感動するほど美しいという意味であったと思う。
いま、インピー先生が懐かしい。