横浜 サムライ商会のカップ&ソ―サー
2012.07.26
今日も暑かった。
こういう日はアイスコーヒーももいいけれどうんと熱いエスプレッソを飲むのもいい!!
透き通るような薄い白磁に竹が描かれたカップと、ホルダーも銀の細工で竹が彫られている。極めて精緻。
ホルダーの裏にはサムライ商会とある。
サムライ商会は、後に横浜山下公園前のホテルニューグランドの二代目の会長になった野村洋三が明治27年に本町通りに開業した骨董商で、真葛香山なども扱っていたらしい。
サムライ商会が作ったとは思われないので、どこか金工作家に注文した作品だろうか。見事な職人技(撮影今村憲良氏)
金工作家の大角先生が、今は騒音の問題でなかなか金工作家が街中にアトリエを構えることができなくなっているけれど、本来は鍛冶屋さんというのは真ん中にあった。便利なところにあって、村人たちがしょっちゅう来てはいろんな修理を依頼したり、 鋳直してもらったり生活に身近だったはずだとおっしゃってた。明治時代の日本でも鍛冶屋さんは今よりもっともっと自分の家の近くにあったのだろう