2017年京都府文化賞功労賞ー栗本夏樹先生 村上良子先生受賞 

2017.01.11

2017年の京都府文化賞功労賞に、漆造形作家で京都市立芸術大学の栗本夏樹先生と、染織作家で人間国宝(紬織)の村上良子先生が受賞された。
栗本先生は東京藝大で博士論文の審査をご一緒させて以来で、FBなどを拝見すると「善きサマリア人」という言葉がよく浮かぶ。まっすぐにきちんと生きていて信頼できる人というのはこういう人のことだなあと。それでいて作品は革新的なところがあり常に興味深い。
村上先生は、人間国宝のお祝いの会でもお会いしたが、いつも控えめで、まったく威張ったところがなく、それでいてときどきズバリと本質に触れることをおっしゃる。
お二人とも、京都出身ではないが(村上先生は秋田県横手市、栗本先生はさだかでないがたしか大阪のお生まれ?)、京都府が「長年の文化芸術活動を通じ、文化の向上に功労のあった方」と選んだ工芸家。お二人の今後のご活躍がますます楽しみである。