さよさんの思い出
2008.03.31
私がサヨ・ハーメリングさんに最初に出会ったのは、2000年1月関西学院大学大学院文学部美学専攻で修士論文にオールノリタケに関する修士論文を提出し、その直後にシアトルのデビッド・スペイン博士を訪れたときである。デビッドはノリタケ・アール・デコの研究者としては世界一であり、そのデビッドがコレクターとしても人間的にも最も敬愛する友人として紹介してくれたのである。サヨさんのそのすばらしい人生に関しての詳細は今後に譲るが、去年90歳で亡くなられるまで、生涯自分の農園と家族とオールド・ノリタケを愛してやむことはなく、どのようなときでも笑顔を絶やさない人であった。私がオールドノリタケの研究を続けるにあたり、くじけそうになったとき、いつも勇気づけられるのはサヨさんの笑顔である。
さよさんが愛したガーデンにて