アールデコはおもしろい
2009.10.01
私の専門は明治の輸出磁器、特に瀬戸の染めつけから上絵付けに変わっていく時期についてを博士論文に書いたので、作品としてには、瀬戸の加藤紋右衞門や周兵衛、杢左衞門などが興味深いが、デザインとしてはアールデコが面白い。
当初は、デビッド・スペインなどが、見せてくれてもよくわからなかったのだが、だんだん好きになる。多様性としてはデコ期の作品が一番奥深い。
特に今日のように疲れて帰ってきて、ふと見たいなあと思うのはデコレディだ。グリーンアイや、サザンベル、その他ファム・ファタルも含めておしゃれな女性たちを見ていると元気が出る。明日も頑張ろう!と思えてしまう。当世の禁煙社会では味わえないようなおいしそうに煙草を吸うデコレディをみると、自分は煙草を吸わないけれどなんだか豊かな気持ちになる。
今日は精神的に疲れることが多かったので、しばしデコレディを見て元気をもらって、ゆっくりお風呂につかって、また執筆をはじめようと思う。