「西浦焼」展とベルツ展
2008.05.23
先日岐阜県陶磁資料館の「美濃 西浦焼展」と岐阜市歴史博物館の「江戸明治の華ー皇室侍医ベルツ博士の眼」展に行ってきました。
西浦焼は、イギリスのV&Aミュージアムにも数点収められている明治の名品にもかかわらず、知る人ぞ知るで一般的には知名度が低く、残念に思っていましたが、今回この展覧会が開かれて自分のことのようにうれしい。特別展覧会ではなく、岐阜県が世界に誇る明治の至宝として常設してほしいものです。
ベルツ展は、絵画より、ベルツ博士が医者であったこともあり工芸に見るべきものが多く、柴田是真や小川破笠の印籠なども興味深かったが、私が気に入ったのは井村銘皿の菊花の花芯に蜂がとまっている造形の愛らしさでした