姑の時計

2014.05.12

日本に戻ると修理とオーバーホールできた時計が届いていた。
姑の遺品として譲り受けたもので、
姑は私たち家族が在英中に亡くなり、それ以来、私が使わせてもらっている。
安い時計や使い捨て万年筆も便利で丈夫。
でも一方で、中学、高校、大学、成人の御祝いなどの吉所(きっしょ、これが関西弁だとは大人になって知った)でいただいたり、
誰からから譲られた時計や万年筆は、
常に自分のそばにあり自分を見守ってくれて大事にしたい。
姑は私より小柄だったが、骨が丈夫で太い人だった。
だからベルトを調整せずにぴたりと私の手首に収まる。
昨日は母の日。
きっと姑から私のこともたまには思い出してね!との天国からのメッセージだろう。