コッッウォルド-スノーズヒルマナー
2014.05.10
コッッウォルドの村々の中で印象に残ったのは一般にはあまり知られていないスノーズヒル・マナー。
ここは9世紀に建てられた修道院跡が荒れていたのを、建築家チャールズ・ウェイドが1919年に買い取って、父から相続した莫大な財産で集めた工芸品が展示されている。
屋外にはのどかな田園風景が広がり、庭には美しい花々が咲き誇り、りんごの花がほのかな匂いをさせている。だが一歩中に入ると、西インド諸島のお面、日本の甲冑、シノワズリの時計、ジャパニングのキャビネット、蝶の標本、自転車、織機などありとあらゆる収集品があり、怪奇の館とでも言いたいようなちょっとおどろおどろしい雰囲気。しかし丘の上を吹き抜ける風がなんとも気持ちよく、思いもかけず長居をしてしまった。