アゼルバイジャン大使館へビザを申請に

2012.04.02

5月5日から17日までGUAM(グルジア・ウクライナ・アゼルバイジャン)政府の招待旅行に出かけるので、今日はアゼルバイジャン共和国のビザの申請にアゼルバイジャン大使館領事部へ出かけた。

そもそもこの旅行の発端は、日本旅行作家協会からの会員宛のメールによって始まった。

なんでも日本政府とGUAM4カ国(こういう4カ国のくくりがあるのさえ知らなかったが)との外交の2009年覚書で、日本人旅行者をこの4カ国に誘致することを日本政府とGUAM4カ国政府観光庁が合意したとのことで、今回 プレス関係や研究者たちが10名程度招かれるので応募してみませんかとのお誘い。申請したからと言ってみんなが選ばれるわけではなく審査があるらしいし、選ぶ判断基準は日本側ではわかりませんとのことだった。

まあ行ってみたことのない国だし試しに出してみるかと英文で略歴や応募動機などの必要事項をけっこう書いて去年の秋に応募してみた。

そのころ原稿などでめちゃめちゃ忙しい日々が続いており、この招待旅行が実施される4-5月にどう考えても自分がいけるかどうかもまったく自信がなかったが、たぶんこういう旅行の応募を書くことで原稿の締め切りから逃げるという現実逃避がしたかったにちがいない(原稿の締め切りがそれで伸ばせたわけではなく、その応募書類を書いたおかげでますます時間はなくなったのが)

すると、どういう基準で選ばれたのか知らないのだが招待状が届いたのは、先々月のこと。

自分がそんなものに応募していたことすら数か月たって忘れていて、GUAM諸国よりの政府招待状がEメールで届いた。
それをみても、えっ、私、GUAM =グアム島 にいくって、誰かと約束していたっけ?それとも新手のスパムメール?とおそるおそる開けてみると、正式の招待状。

夫に話したら、夫はなんか新しい振り込め詐欺じゃないの?と、、、しかし招待してくれって言っているし、お金払えって言ってないし、、とそうこうしているうちにスケジュールも届き、外務省からもメールが来て、やっぱり本物かと、、

GUAM4カ国の中でもアゼルバイジャンだけはビザがいるということで、今日ビザ申請に。

アゼルバイジャン大使館は目黒区(東が丘)といってももう駒澤大学に近い住宅街の中にあり、大使館自体もちょっと立派な一戸建てという感じで、周りに警察官がいるわけでもなく、国旗でわかるぐらい。中も普通のちょっと素敵な住宅で、通されたのはリビングとつながるダイニングルーム。

順番を待つように言われ、私の先に大使館員と話をしていたのは、旅行会社の女性でアゼルバイジャンへのパック旅行の申請がネットで出来ないため直接来たとのことで、ネット申請のやり方について大使館員とあれこれ話していた。私の次の人は若い女性で観光?か留学?のビザらしい。
食卓の椅子の順番に大使館員と話していくので、隣の人がなんの目的で来ているかプライバシーゼロ。そして大使館員の日本語が上手で親切。

イギリスに住んで、長年、ロンドンの日本大使館の窓口の女性たちの偉そうな(いいかえします、超偉そうな)態度に毎回頭に来ていた私としては、なんだか拍子抜けしてしまった。
政府招待だからビザの申請についてあれこれ文句言われることはないと思っていたが、大使館の領事業務があんなに誰に対しても親切で友好的だとは、、

大使館や領事館の係員の態度というのはその国が社会主義国だからとか、民主主義の国だからということは関係ない気がする。国の規模の問題か?

そういえば、もう10年以上も前のことだが、イギリス大使館に夫のイギリス赴任に伴う私と子供たちの帯同許可証の申請にいったときもイギリス大使館での窓口の人たちはみなエラそうだったなあ。。。それでもロンドンの在英日本大使館よりはまし(いえ かなりまし)だった。

私が他人からあんなに偉そうに言われたのは生涯に2度。1度目は自動車教習所の教官から。次が一度ではないが何回か(毎回)の日本大使館。
あの大使館で働く人たちは外交官ではなくなんとかという公務員らしいが、たまにどこかの、サービス業に人にやさしく接するための研修に行ったらどうだろうか?

ともあれ、アゼルバイジャンのビザは来週降りる予定なので、今度は受領に行ってきます!