ウィンブルドンとは言わないウィンブルドン選手権が始まった

2011.06.22

さてウィンブルドン選手権が始まった。今日のBBCではセルビアのジョコビッチが今後の試合で注目の的であるとしきりに言っている。ウィンブルドン選手権が始まるといよいよこれでイギリスには夏が来たこと感じる。

ただし、イギリスではウィンブルドン選手権とはいわない。正式名称はThe Championships, 単に「選手権」である。また、ゴルフの全英オープンも同様で、こちらは The Open または、The Open CHampionshipという。

なぜなら、テニスもゴルフも最初に選手権を催したのだからわざわざ国名や場所名をつける必要がないというのがその理由。ちなみに、切手にも、イギリスは国名が入っていない。これも世界で最初に切手を発行した国なので、国名を書かなくてもよかったというのが今も続けている。あるのは金彩で描かれた女王陛下の横顔だけである。

なんたるプライドの高さかと思うが、ウィンブルドンでは、1884年のシングルス女子初代王者のモードワトソンが白のウェアでプレイして以来、練習の際にも白を基調としたウェアとシューズを義務つけているのは見ていてさわやかで、緑のコートの色に映えて、ああ、イングランドに夏が来たと思う。

私がウィンブルドン選手権のことを知ったのは10代にアフリカに住んでいたころで、当時ナイジェリアにいたのだが、ナイジェリアでは旧宗主国であるイギリスのウィンブルドンの様子を延々と放送していた。

私が好きだったのはマーガレット・コート夫人。眼鏡をかけたファッションもちょっといけてないおばさんで、勝気さを丸出しにして、でも冷静に、若い子には負けないわよと試合をぐいぐい進めていくのが気持ちよかった。

1999年以降イギリスに住んでいたころは、ロンドンの家がリージェンツパークから夫の仕事の関係で南のウィンブルドンに近いイーストパットニーに移ったので、ウィンブルドン期間中は周辺の道路がそこらここらで大渋滞したのを覚えている。ウィンブルドンは高級住宅街で、普段は静かな町だった。
ウィンブルドンミュージアムでは往年の選手たち、ロッドレーバー、ジョンマッケンロー、クリスエバート、マーガレットコートなどの写真を見ることができて、ランチのサンドイッチがおいしいテニスファンにとってはこたえられない博物館である。

クルム伊達も気になるし、今の時期寝不足が続くなあ、、