オランダ国立美術館にてアムステルダムチェスト展示中
2014.04.02
オランダ国立美術館のメンノ・フィスキ博士が、
去年落札したアムステルダムチェストを現在展示中との情報を日本美術の研究者を中心に情報を流してくれている。
このチェストは、かつてローレンス卿が所有していたためローレンスチェストと呼ばれていたが、
1941年の英国ウェールズ、ランターナム・アビー邸の家財の競売のカタログに作品名が掲載されているのが最後だった。
それが昨年6月にフランス郊外シェブルニー城のオークションがあり、オランダ国立美術館が€7.311millionで落札した。
落札当時は1€=130円で9億5千万円だったが今は€=140円なので10億余円になる計算。
日本の南蛮漆器の最高峰であるV&Aのマザランチェストよりやや大きく、
日本で作られオランダ東インド会社を経て輸出されたものとしてオランダが手に入れた意義は大きい。
オランダを訪れる際はぜひご覧ください!
Dr. Menno Fitski,Curator of East Asian art at Rijksmuseum, Amsterdam informs that magnificent lacquer chest, similar to the V&A Mazarin Chest, purchased last year at auction in France is on display in the renovated Rijksmuseum. It is now called “Amsterdam Chest” which was called Lawrence Chest as Sir T. Laurence once owned.
It was made in Japan during Azuchi-Momoyama Period and exported via Dutch East India Company. Rijksmuseum got it in the auction by €7.311million last June.
If you have a chance to go to Amsterdam, please visit the Rijksmuseum!!