セーブルのシノワズリー・ポット

2012.06.27

一昨年、フランスのセーブル国立陶磁器博物館で撮ったシノワズリーのポット。
マイセンのシノワズリーは、ひたすら写実(といっても本当の中国人とその生活からはかなり乖離しているが)に徹し、筆の巧みさを誇る。
それに対して、フランスのシノワズリーは、どこにいってもフランス人、何を見てもフランス的にしてしまう。このポットの色のカラフルさ、デザインの大胆さはまさにフランスのシノワズリー。それでいて安っぽくならないのはさすがブルボン王朝の財力とセーブルの絵付けと金彩の伝統的技術がバックボーンにあるから。
このポットでコーヒーや紅茶はもったいなくて入れれないが、これを見るとなんだか元気が出る!今日も頑張るぞ!