タリンクスター タリン―ヘルシンキ 2時間の旅

2011.08.31

先日学会で出かけたエストニアのタリンから日帰りで対岸のヘルシンキに出かけた。フェリーで2時間。非常に快適な旅だった。

船はタリンクシリヤライン(Tallink Silja)のStar号。
総トン数36249トン 全長186m 全幅27.7m 乗客定員1900人 建造年2007年 巡航ノット27ノット 冬期は厚い氷にも耐える氷砕能力1Aである。

客室クラスは一等と二等に分かれている。エストニア―タリン間の場合、105ユーロで空いていれば往復一等にアップグレードできると聞いてせっかくのチャンスなので、一等に乗ることにした。

一等はビジネスラウンジとされていて、座席もゆったりしていて、食事もおいしい。
よっぽど、高級なクルーズ船は別かもしれないが、日本のフェリーだとあまり船内の食事がおいしいと思った記憶がないのだけれど、このフェリーの食事は本当においしかった。写真は往路のタリン―ヘルシンキ間の朝食で、復路は、シチューのようなメインが出ていたがいずれも、野菜やサーモンなどの魚介類が新鮮なせいか、味付けが薄く材料の良さを引き立てた味だった。

2時間の船旅で、ちょうど一時間すると持っていたドコモの携帯が、自動的にフィンランド国内に入ったことを知らせる携帯のフィンランド情報を伝えてきたので、たぶんフィンランド湾の真ん中がフィンランドとエストニアの国境なのだろう。離陸30分前になると岸が見えてくる。エストニア、ヘルシンキとも港から市内の中心までタクシーで10分ほどなので近くてありがたい。
船の中で 読むつもりで本を持っていったのだけれど、結局 コーヒーを飲んでほとんど本を読まずに海を見ながらのんびりと過ごしてしまった。特にヘルシンキの港の近くでは夏の間ヨットを楽しむ人が多く、さまざまなヨットが出ていて、それを見ているだけでも楽しかった。2時間で贅沢な時間を楽しむことができた。