山下義人先生の作品とアトリエの庭の鳥

2013.08.06

重要無形文化財保持者(人間国宝)に先月認定された蒟醤の山下義人先生の高松市の工房兼ご自宅の庭には手作りの餌台があって、いろんな鳥がやってきていた。右は先生の御作品で一対の鳥が描かれている。
「タイやミャンマーでは蒟醤が素朴な形で残っているが、日本人は技を極めたい民族です」と先生はおっしゃっていたが、精緻な作品が普段の生活の中から生まれ、それが技の極めを主張することなく、しかし見る者に限りない感動を与えてくれる。