恩師の卒寿のお祝い
2012.09.16
今日は久々に母校に行ってきました。大学院の恩師吉村元雄先生の卒寿のお祝い会。
先生もお元気そうで、友人にも会えて、久しぶりの母校のキャンパスの美しさにも改めて感動し、とても楽しい一日でした。
社会人になって母校の大学院の美学科を受験しようと決めたとき、社会人入学の試験の必要条件として、まず、指導教官が引き受けてくれることが条件として、初めて工芸がご専門の吉村先生にご連絡をして、お引き受けいただけるかどうか聞いたところ快諾を得てそれから受験勉強を始め、無事合格して、修士を修了し、後期課程に進んだけれど、夫の赴任でイギリスに行くことが決まり、そのまま研究をイギリスでも続けようと、ロンドン大学大学院への進学を決めたときの推薦状も書いてくださり、ロンドン大学を出たあと、オックスフォード大学院に進んだときも常に励ましてくださり、イギリスで孤独に論文を書いていた時も先生のゼミの時にいつも紅茶を飲みながら、ゼミをひらいて、温かい言葉をかけてくださったことを思いだし励みになりました。
今日は先生と松田権六について話したり、久々にゼミの雰囲気で楽しかった!大学院生に戻ったような時間を過ごしました!
そして先生からみんなへのスピーチで、私はお葬式などしてもらわなくてもいい。死んでからなんか誰に来ていただかなくても今日が私のお葬式です。みんなに会えて本当にうれしいと言われた時にはおもわず泣きそうになりました。
その言葉先生の100歳のお祝いの時もききたいとみんな話し合いました。
とてもとてもいい一日でした。