本を書く29/11/2015その2-出版で通る企画書 山本一洋の世界

2013.11.29

本を出版するためには、自費出版を除くと、出版社の社内で企画が通る必要があるが、まずはそれを進めてくれる編集者または企画担当者がこの本を出したいと思わせる内容でなければならない。

いくつかのブログで企画書の書き方などがあるので、ここでは省くけれど、企画をあげる際に大事なのは、書店のどの棚に入るかはっきりイメージできることだとかつてある編集者から言われた。

書店でその本が販売される場合、それが置かれるジャンルはどこで、そのジャンルのどの棚に置かれるかきちんと最初からイメージされなければまず難しいと。

たとえば美術で言うと、絵画なのか工芸なのか、写真なのか、建築なのか、また工芸なら、陶芸なのか、漆芸なのか。

以前私はオックスフォード大学大学院でほぼ同じ時期に研究者で来ていた仲間でそれぞれの最先端の研究の内容を共著としてだそうと話し合っていたことがあった。
各人の内容は自画自賛だが面白かったと思う。でも、企画の段階で、編集者にそれを書店のどの棚に置くのかがわからないといわれた。経済学あり、文化人類学あり、美術史あり、などで、海外旅行(イギリス)の棚では専門的過ぎるし、教育学でもないし、、

今回の山本一洋先生の本が入る棚は、美術→工芸→陶芸とすっきりしているのでわかりやすい!