珈琲と文化―ウィーンのザッハー・トルテを作る

2012.03.07

連載している季刊誌『珈琲と文化』の締め切りが近づいている。今回は、「コーヒーと芸術」の第六回目で、テーマは前回に続いてウィーンの美術とコーヒー。

前回は主に歴史を中心に書いたので、今回はマリアテレジアにちなむウイーンのお菓子やカップ&ソーサーの話を書くつもり。記事の中に写真を掲載するつもりもあって、言い訳?として原稿をとりあえずストップしてザッハトルテを作ることに。

下の娘が関西から遊びに来ていたので、娘も一緒に。メレンゲなどを作ってくれたので助かった。二人ですると、ケーキを作る&洗い物をするという動作が分業で出来るので時間がずいぶん短縮できる。

ここのところお菓子類はカヌレや生キャラメルなど軽めが多かったので、ザッハトルテは、薄力粉+強力粉+チョコレート+卵+砂糖など材料も多く、また泡立てたり、とかしたり、、久々の本式のケーキという感じ。スポンジもうまく膨らみ、グラサージュ(上のチョコレートコーティング)もうまく塗れた。スポンジとグラサージュの間にアプリコットジャムとラムを温めたものを乗せるのが秘伝。ただ、本物は上になんの飾りもないがそれでは写真がさびしいので上にイチゴを乗せる。

途中でなめたり、グラサージュのはみ出た分を味見していたので、出来上がって、改めて1/8とか1/6を食べようという気にはならず、とりあえず写真撮影をして、食するのは明日以降ということで冷蔵庫に冷やした。