聖火ランナー スティーヴ レッドグレーブ 

2012.07.28

オリンピック開会式に聖火を、船で会場に運んだベッカムから7人の若者の最終ランナーに手渡したのはスティーヴ・レッドグレーブ(Sir Steven Geoffrey Redgrave)。

彼はオリンピックで五大会連続(1984-2000)で金メダルを受賞したボートの選手(かじなしフォア)。ただその記録よりもすごいのは、その選手生活中、潰瘍性大腸炎と、1997年からは糖尿病も発症して、またレースも常に圧勝というわけでなく僅差でいつも勝っている。(たしかいつも2秒差とかそんな感じだったと思う)。彼は体格には恵まれていたけれど(195cmで最盛期には100kgを超えていた)、もっと体格のいいボートの選手は他にも大勢いる。彼がすごいのは常に自分の病と闘ってきてメダルを得てきたということだと思う。糖尿病をコントロールしながらシドニーオリンピックでも戦っている。

オリンピック以外にも世界ボート選手権やヘンリーレガッタでも幾多の受賞を重ね、糖尿病を発症してからも、ボブスレーの選手としてもたしか出場している。

奥さんもボートの選手で、1984年のロスアンジェルスオリンピックではエイトの選手として出場し、お医者さんになってからは、スポーツ医学特に鍼灸学を専門として、ソウルオリンピックでは一年間休んで選手団に付き添って同行している。
長女もオックスフォード大学のボートの選手で2011年にはオックスフォードのチームの一人として優勝していると思う。

今週は少し自分の体調のことで落ち込んでいたのでスティーヴの姿を見て元気をもらった!