「コーヒーとドイツ美術」-執筆テンションを維持するコツ
2011.06.01
珈琲店経営情報誌『珈琲と文化』(季刊誌 いなほ書房)に「コーヒーと美術」というテーマで連載している。
これまでに書いた「コーヒーとイギリス美術」の場合は、ホガースの銅版画に描かれたコーヒーを飲む貴族たちの暮らしについて書き、
「コーヒーとフランス美術」の場合は、ポンパドール夫人やデュバリー夫人がコーヒーを飲む様子などについて描かれた作品や、セーブル窯などのコーヒーカップについて書いた。
どちらも、題材にも資料にも困らなかった。コーヒーについて執筆することは他の機会でもよくあるがあまり題材に困らない。
しかし、今回の「コーヒーとドイツ美術」については、上記の西洋の他の国に比べて、有名な作家による絵画も少ないし、ドイツでは、イタリアのエスプレッソ、フランスのカフェオレなどと違ってよく知られたコーヒーの飲み方があるわけでもない。
カップについては、マイセン窯があり、それについてはかけるのだが、絵画の部分がどうも弱い。
ここのところ、忙しくて、執筆に集中できないこともあり、よいリソースに恵まれなくて、締切だけが近づいてくる。
語数は1万とそこそこあり、3千ぐらいならわりと楽なのだが、1万となるといい加減にはかけない。
どうやれば、書くためのテンションを上げるか?
解答は一つだけ。書き続けることである。書き続けることで、字数が進み、テンションも上がってくる。
苦しい作業だけれど、進めていかなければいかない。生みの苦しみだ。