『湿地』『緑衣の女』by アーナルデュル・インドリダソン

2014.01.18

アイスランドの作家、アーナルデュル・インドリダソンのおかげでここ何日も寝不足。同作家の『湿地』は2013年のミステリが読みたいNO1に選ばれているが全く異議なし。インドリダソンの作品は陰惨なシーンもあり暗い。ハワイなどのリゾート地のプールでは広げたくもないストーリー展開。
 しかし、たとえば『嵐が丘」が現代にまで読み継がれているように、真冬の夜なべに読みだすと止まらない。そして暗いだけでなくこれらの作品の底に流れるのはマイノリティに寄せる作家の愛情。文学というものが描かれた土地と深くかかわらずには名作になりえないことをこれらの作品は教えてくれる。まちがいなく現代北欧を代表するサーガだとおもう。

Arnaldur Indridason’s “MÝRIN” and “GRAFARþÖGN” written by Icelander novelist, Arnaldur Indridason are most wonderful saga. The story of the books are very dark but I could not stop reading once I started in midnight. Looking forward to read next story.