イギリスのお天気、イギリス人のお天気の話題大好きの件について
2011.07.14
イギリスのケンブリッジに住む娘から、イギリスのテレビで、「The Great British Weather」というお天気オンリーに焦点を当てた生放送のドキュメンタリーが始まったとの連絡があった。高い視聴率まちがいなし!
ここ数年、イギリスはいろんな異常気象に見舞われている。猛暑、厳冬、アイルランドの噴火による影響などなど。もちろんそれらに対する被害については、心から気の毒だとは思うが、イギリスのお天気に関するニュースを見ていると、私には、それらをニュースキャスターも含めて、国民全員がどこかでユーモアの種にしているのでは?と思えるときが多くある。
近年のそれらの異常気象で語られた言葉は、2006年「史上最高に暑い夏」、2010年「100年に一度の大雪」、
2011年の「観測史上一番乾燥している春」、などなど、毎回、史上初なんだけれど、そのシーズンが過ぎるとその後の対応策が建てられた気配がない。また次の夏には猛暑が来て、冬は大雪で、合間に大雨で、、そしてその都度、雨で道路は冠水し、暑さで線路がぐにゃりとし、わずかな雪で高速道路が大渋滞し、毎回すべての異常気象にロンドンヒースロー空港は離発着を止めて、観光客を混乱に導く。
そしてさきほどの生放送の中では、見ていた娘曰く、イギリス地図を写して、この番組を見てる人は今現在のあなたがる場所のお天気の写真を送ってください、みんなでイギリスのお天気を見ましょう!とキャスターがいったとたん、どんどんみんなメールしてるとのこと。雨の中のバーベキューとか。しまいには「去年の大雪ので、私のミニクーパーがスピンして対向車にぶつかりました。大きなトラブルに巻き込まれたと思ったのですが・・・なんとその対向車の運転手の彼と婚約しました!」だと。
イギリス政府の対応のなさにはいつもあきれ返るのだけれど、それでも、そんなイギリス人のお天気好きと、政府がいい加減でもそれをユーモアに変えてしまう気質が大好きである。