ロンドン、ナショナルギャラリーの、”Making COLOUR”の展覧会

2014.07.15

今日はロンドン、ナショナルギャラリーの、”Making COLOUR”の展覧会へ。
うわさにたがわぬすばらしい展覧会だった。
西洋絵画における色の絵の具の変遷と採取方法、作り方を含めた技術的なやり方を説明しつつ、その色が描かれたナショナルギャラリーの名品が集めてあり、3時間じっくり見て回った。たとえば青ならナショナルウルトラマリンと呼ばれたラピズラズリ鉱石から青の変遷を、卵の黄身と混ぜたとき、油と混ぜたときなどを映像や実際の粉をといたものを並べ、ギルランダイオのマリア像、たとえば緑ではヤンンファンエイクの名品やコンスタブルの肖像画など、最後には金や銀の使い方にも言及してあり、見飽きることがなかった。至福の時間だった!