宮下奈都著『羊と鋼の森』と善惠という名

2016.05.12

宮下奈都著『羊と鋼の森』、久しぶりに心が温かくなる本でした。そういえばうちによく通ってくれていた調律師の方、どうしているかな。

この本の最後に、「善いっていう字は羊から来ているんですって」「古代の中国では羊が物事の基準だったそうなのよ」という会話がある。

”善惠”という名を一生懸命考えてつけてくれたであろう父方の祖父(私が物心ついたころにはすでに亡くなっていたので私は残念ながら会ったことがない)のことをふと想った