英語の”W”を省かないで”
2012.04.04
さきほど、インターネットで昨日の春の嵐のニュースを見ていたら、新しい番組?で10人の社長の24時間を追うという番組で、”ワッチーミー”というタイトルを見つけた、ワッチ?Watch?ならウォッチだろう!!ワッチーミー=Watch meのこと?みたくないよ、そんな番組。
少なくとも、公共の番組において「ワッチーミー」などと品の悪い発音をカタカナで書いてしてほしくない。
アメリカ英語が嫌いである。アメリカという国もアメリカ人も好きだし、親友もいる。シアトルに住みたいと真剣に考えたことがあるぐらいだ。ただアメリカ英語が嫌いでイギリス英語が好きなのである。何を気取って!と非難のされることは重々承知の上だ。個人的嗜好なのでどうか許していただきたい。
かつて、アメリカ英語を話す日本人から、「アイ・ウォンナ・ユー」といわれて心底嫌悪感で震え上がった。
(どういう状況でとか誰に?というのはもう時効なのでどうか不問に、、)
同じ言われるなら、私の眼を見てゆっくりと、「アイ・ウォント・ユー」とウの発音をはっきりと言っていただきたい。それでもまああまりに直接的な言葉すぎてちょっと嫌だけれど、鼻を鳴らしたような、「ウォンナ」よりは千倍ましである。
その土地に根差した言葉があるのだからアメリカ人がアメリカのそれぞれの地方の訛りをしゃべったからと言って聞き取りにくくてもそれはこちらの能力の欠如である。私だって関西弁が抜けないし、それをやめるつもりもないのだから。
嫌なのは日本人がかっこいいと考えてアメリカ英語を真似ることなのである。じゃああなたがイギリス英語を真似るのはかっこいいとおもっているのか?という反論が聞こえてきそうだが、、私には鼻にかかってウをワと発音する日本人のアメリカンイングリッシュが似非ものに聞こえてしょうがないのである。
英語はドイツ語等とともに発音するとほとんどの発音が固い。抱いて!というのを英語で言うとHold me(ホールド ミー、ここでもHの発音はきちんという)、キスして!はもちろんKiss meである。これがフランス語になると、アンブラッセ・モア~、ベーゼ・モア~になる。
ホールドミーなんて、ホールドという語感がどうしても警察官につかまって手を上げろ=Hold upをイメージさせて、「ホールドミー」と女性から言われても、なんだか駐車違反を取り締まっている女性警官か、古いツィードのスーツを着た女性教師から言われたような威圧的な雰囲気があるが、フランス語でアンブラセモア(抱いて)などと言われると、パリの小顔のかわいい子から言われているようで、おいで子猫ちゃん!などと思わず誰でも抱きしめたくなるような気がする。
だけどそんな固い英語だから崩さず、きちんと話したいのだ。
そういえば英語をむやみに略すのも嫌いだ。パソコン、ワープロという日本人の云い方をイギリス人がとても嫌うように。
女性雑誌に、「夢見る春のコーデ」とあってカーディガンの新しいスタイルかと思ったら、コーディネートのことだった。
なにもかも略したりするのが嫌いというわけではない。天神橋筋六丁目を天六といったり、谷町四丁目を谷四というのはまっとうにおもえるのだが、、
こんな勝手な理屈は誰にも認めてもらえないかもしれないなあ。。。