2012年の初摘みのダージリンをミントンのカップで!
2012.06.23
2012年のダージリン、マーガレットホープ農園のfirst flush(初摘み茶)。
初摘みの紅茶はこのように薄い色。味も日本茶に近く、葉っぱも緑色。オレンジにも似た香りがする。
カップは1923年のミントン。金彩がとても繊細で、紅茶用カップの王道をいくカップ。
現在のミントンのカップは、日本人には特に人気があるけれど、私はあまりいいと思ったことがない。でも、19世紀終わりから20世紀の初めぐらいまでのミントンは、デザインも気取り過ぎず、繊細で、ハンドルもちょうどいい大きさで、使いやすいうえに、金彩が特にばらしい。こんな細い金彩が描けるのかとため息がでる。しかもセーブルのように官窯でなく、民窯でコストを考えて売り出された作品がこんなに質が高いというのは驚異以外の何物でもない。
毎年、新茶が届くと、至福の時間をこの時期味わえる。忙しさの中の束の間の幸せな時間。