漆のシンポジウム

2015.08.30

今日のアジアの漆に関するシンポジウムは、今回の主催国のカンボジアをはじめ、タイ、ミャンマー、ヴェトナム、台湾、日本などの漆に関する現状や今後の見通しについて話し合った。
 共通言語は英語だったけれど時々フランス語も飛び交い、それぞれの民族が漆をどう呼んでいるのか、その言葉が持つ意味など(天然の漆とそれに関連する産業や藝術しか含まれていないのか、化学塗料としての漆も含まれているのか等)の基本的なところから、漆の芸術性まで深く掘り下げ、いろんな民族別の差異と共に共通認識も持てた有意義なシンポジウムだった。