兵庫県、永世舎の花瓶

2014.01.04

兵庫県・永世舎の明治期の花瓶です。永世舎は明治9年から15年まで約6年間だけ兵庫県姫路市旧大蔵前町に所在した製陶所で、師範は肥前の陶工柴田善平で旧藩士50余名に男山窯の陶工も加わって貿易品や鑑賞品を中心に作られました。本作品は首部と底部が精緻な色絵で胴部が染付に薄く金彩が絶妙なバランスです。高さ31X首部径13X胴部18cmですが、胴部のふくらみが堂々とした印象を与えます。